5月5日は子どもの日。日本の少子化は「静かなる有事」と言われています。ぬるま湯からだんだんと熱湯に漬かり、やがて沸騰
して厳しい状況に直面する「ゆでガエル」
のように、日本の経済は人口減少↓により静かに着実に衰えることが予想されています。
少子化の主な原因は「未婚化」(結婚しない人が増えていること)だと言われていて、周知の事実になってきているように感じます。ではなぜ、未婚化が進んでいるのでしょうか。個人的な実感として、2つのことが大きいように思います。1つ目は「核家族化による助け合いの減少」、2つ目は「独身で楽しめる娯楽の多様化」です。
1つ目の「核家族化による助け合いの減少」について。
昭和時代のような大家族が、現代の日本では珍しいものになっているのではないでしょうか。2019年に半年間フィリピンのセブに住んだ時、セブでは兄弟・姉妹・両親・祖父母・親戚も合わせて10人以上の大家族で生活するのが今でも普通だと聞いて、驚きました フィリピンでは8割の人がカトリック教徒で宗教的な理由のために中絶できないことから、「貧しい環境で子どもを産んでも誰かが手伝ってくれるので、子育てはどうにかなる」という話を聞きました。フィリピンは今でも人口が増え続ける国です。
現代の日本と比べると、正反対のような環境ではありませんか。日本では核家族が増え、出産しても母親が一人で育児を抱え込み、家族・親戚と育児を助け合うような環境ではないという人が昭和時代よりも増えているように思います。また、前の職場では20代後半の女性から、「結婚しても離婚するかもしれません。もし自分の子どもが犯罪者になったらどうするんですか
。結婚も子育てもリスク(危険)だから
、したくない
」と言われたことがあります。閉塞感のある日本の現状を端的に表す言葉のように感じました。
2つ目の「独身で楽しめる娯楽の多様化」について。
推し活や趣味などの楽しみ。一人暮らしが寂しければシェアハウスに住む
。子どもを育てる代わりに動物
のペットを飼う。レンタル恋人やホストクラブやキャバクラなど、癒し系のサービスが世の中にはたくさん存在しています。
このようなサービスを利用することにより、生活する環境が厳しくても(非正規雇用の増加など)日本人の生活満足度が上がっていると、社会学の本で読んだことがあります。結婚生活は大変な面もあるので
、独身の人々が娯楽で満たすという選択は合理的だとも思います。
人生100年時代。もし100年生きられるとしても、子育て期間はその5分の1の20年ほどです。子育てが終わった後に娯楽に使える時間はあるので、20年は子育てを経験してみるのも悪くはないように思いますが。でも、現代は、結婚・子育てに関するプレッシャーや負担感が高まっているのでしょうか。お節介と言われても、結婚・子育ての楽しみやメリット、大切さ
を、経験者が次世代に伝えることも大切な時期
になっているような気がします。
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