2013年、今から一回り昔の12年前…子の保育園の入園を真剣に考えていた頃、父から言われたのは「三つ子の魂百まで。小さい子を保育園に預けるのはかわいそう。」叔母も同じことを言っていました。

今のシニア世代は、専業主婦、祖父母、親戚が幼い子を育て、4歳から幼稚園に入れるのが普通…という昭和時代に子育てをしていたからか、保育園に対して妙な偏見を持っている人が少なくはありません。保育園を既に利用している親御さんであれば、これが理解に欠けた偏見であるとよく分かるものですが、このような偏見からの言葉に傷つく新米ママ・パパは少なからず今でもいるようです。

東京の会社に勤めていると、地方出身のママ・パパは保育園を利用せざるを得ません。保育園に子どもを預けなければ、両親ともに仕事を続けることができないからです。共働き家庭の増えた現代では、保育園はもはや社会的なインフラでしょう。
しかし、シニア世代の妙な偏見の言葉から、せっかく仕事を長く続けてきたママまで「保育園に入れるのはかわいそう…幼稚園に入れたほうがいいのかなぁ?」などと悩んでいたりして、世の中の偏見とは怖いものだと思うこともあります。

1回目の結婚も、2回目の結婚も、両家の両親は遠いところに住んでおり、保育園を利用するしか、仕事を続けるための道はありませんでした。1人目は1歳半、2人目と3人目は7か月の時に保育園に入りました。保育園のおかげで、親が言うのも何ですが、子どもはとてもいい感じに育っています。保育園を利用している親御さんが口々に言うのは「保育園って本当にありがたい。保育園のおかげで、子どもは色々と学んでいることが多いよね」ということです。
特に1人目の慣れない子育てでは、母親も手探り状態で、何が子のための正解なのか分かりません。子育ての先輩である祖父母や親戚は遠くに住んでいて頼られないとなれば、新米ママは孤立して、慣れない子育てに悩みがちです。産後うつも珍しくはありません。

そのような時に子育てのプロである保育士からの精神的フォローやアドバイスは役に立ちます。昭和時代に祖父母、親戚、近所の人が担っていた子育てに関する社会的機能が、現代では保育園に移行していると言えるでしょう。分かりやすくいえば、「保育園は昔のおばあちゃんの代わり、親戚のおばちゃんの代わり」です。
例えば、離乳食は初期、中期、後期と段階的に進めていき、ミルクもそのうち不要となります。「保育園の給食でよく噛めるようになってきたので、離乳食の中期から後期にそろそろ移りましょうか?おうちではどうですか?」などと保育士と話して、離乳食を進めていきます。

プロの管理栄養士が考えた献立に基づく手作りの給食を、子どもは保育園で毎日食べられます。たとえば自宅では我が子が人参を食べなくても、保育園でクラスのお友達が人参を食べられるところを見て刺激を受け、「今日は人参を完食できました」などということもあります。また、家族ではない第三者である保育士や友達から大切に接してもらえるという経験は、子どもにとって自信となるようです。
もし世間からの心ない偏見の言葉に悩んでいる親御さんがいましたら、保育園に見学に行って自分の目で確かめて、保育士や園長との会話を通して見極めていただきたいと思います。

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